マトン肉ってどんな肉?その魅力に迫ります!

そもそも何の動物の肉なの?

聞いたことはあるけれど、何の動物のことを指すのか知っているような知らないような「マトン」という単語。
正解を言ってしまうと、「羊」の肉のことですが、ただの羊ではなくて、生後2年以上経っている羊の肉に限ってマトンと呼ぶのです。
牛・豚・鶏もいいけれど、この頃は第四の肉として羊肉も身近になりつつあり、なかでも今回はマトン肉に絞って、その特徴や味わい・調理方法などまとめてみたいと思います。

マトン肉の特徴って?

生後1年未満の羊の肉のことを「ラム肉」と呼びますが、柔らかくクセのないラム肉に対し、マトン肉は大きくて歯ごたえがあるものの羊肉独特の臭みが強いとはよく言われます。
しかしこれは慣れの問題でもあり、言いかえれば深い風味があるということです。
調理方法は、何と言っても日本では「ジンギスカン」が有名です。
真ん中が盛り上がったジンギスカン鍋の上にマトン肉と野菜を置いて、加熱して野菜を調理しながら食べるのが一般的です。
ジンギスカンにはあらかじめ味付けしてある肉を焼くパターンと、漬け込まれていない肉を焼くパターンとがあります。
どちらの食べ方も大変美味しいのですが、マトン肉本来の美味しさを味わいたいということであれば、断然後者がオススメです。
ジンギスカン以外では、カレー・ステーキ・煮込み料理などの食べ方もよく見られます。
含まれる栄養素に話を移すと、大きな特徴は「カルニチン」でしょう。
体脂肪を燃やす効果のあるアミノ酸の一種ですが、牛肉や豚肉と比較して何倍も多く含まれています。
ラム肉と比較しても、カルニチン含有量はずば抜けています。
鉄分や亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2も多く含まれますが、その割にコレステロール含有量は少なく、動脈硬化や血栓予防効果のある不飽和脂肪酸にも恵まれています。
脂肪燃焼効果とコレステロール値下降効果を併せ持つ、ダイエットに適したヘルシーなお肉と言えるでしょう。
ちなみに、国内では羊肉はほとんどがオーストラリアやニュージーランドより輸入されているそうです。

大阪・福島の焼肉屋「牛語(うしがたり)」

マトン肉を食べましょう!

いかがでしたでしょうか?
マトン肉の魅力について代表的なところを紹介してみましたが、美味しさとヘルシーさを兼ね備えたすばらしいお肉なんですね。
まだ食べたことがないという人も、好物でしょっちゅう食べるという人も、何だか今すぐジンギスカンでも食べに行きたい気分になってしまいますね。
自宅でも楽しめるレシピもあるそうなので、味付けも自分で工夫すれば更に美味しく食べられるのではないかと思います。