和食にも洋食にも合うお肉

しっかりとした歯ごたえ

一般的に食べられている鳥の肉というと、鶏の肉があげられ、こちらは精肉店やスーパーなどで手軽に入手することができます。
そして、鳥肉にも多くの種類があり、鶏の次によく選ばれていると言えば鴨があげられるのではないでしょうか。
その味わいや食感がどんなものかも知っておきたいですが、まず鶏肉と比べてしっかりとした歯ごたえがあり、固さもあります。
そして、野生のものは独特の風味があり、それが好きという人もあれば臭みがあるので苦手という人も少なくありません。
とはいえ、食用のものは最近はより改良され独特のクセもなく、より美味しく食べられるようになっています。
現在食用として流通しているものは、いわゆる合鴨と呼ばれるもので、野生種とアヒルが掛け合わされています。

種類も色々なものがあります

合鴨はより癖がなく、美味しく食べられるものとなっていますが、その種類も一種類だけではなく、様々なものがあります。
バルバリー種と呼ばれているものは、フランスガモとも呼ばれており、大型で肉質が柔らかいのが特徴的です。
北京種はいわゆる北京ダック用のものを指し、さらにチェリバレー種は北京種をイギリスで改良されたもので、日本で流通している多くがこのチェリバレー種となっています。
さらにフォアグラを採取するために飼育されているものがミュラー種でフォアグラを採取したあとはマグレ・カナールと呼ばれています。
こちらはやや固めの肉質が特徴です。
鴨肉は低カロリーで高タンパクなのでダイエット中にも安心して食べることができますし、不飽和脂肪酸も多いので健康維持にも役立つとされています。
さらにビタミンBを多く含むので美容にも良く、鉄分も豊富ですので女性にもおすすめの食材です。

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調理方法を知る

美味しく食べるためには、調理方法も知っておきたいですが、昔から「カモネギ」と呼ばれる言葉があり、ネギと相性が良いものとなっています。
独特の臭みを抑えるのにネギは役立ってくれますし、和風の料理にはこの相性はぴったりです。
そばや鍋物としてよく食べられていますが、火を通し過ぎると固くなりますので鍋にする時も火を通し過ぎないよう、さっと火を通して食べましょう。
人工飼育の場合は特に旬はありませんが、野生種の場合は脂がのってくる晩秋から真冬が美味しいとされています。
洋風の料理ではローストやオーブン焼きも良いですし、時間はかかりますが、赤ワインと煮込むコンフィも柔らかく美味しくいただくことができるので試してみてはいかがでしょうか。
調理の前には酒や塩でもみ込むなどの下処理をしておくとより柔らかくすることができます。